午後二時
冬の弱々しい日差しが窓から差し込んでいる
私は光が当たるそこにクッションを持ってきてコテンと横たわった
白くて眩しい光に包まれる
目を閉じる
レースのカーテンを開けたらならもう少しこの貴重な日差しを味わえるだろうか
しかし起き上がってレースを開ける気にはならなかった
弱々しいながらもうっすらと暖かい光が私を包む
満足にゴロゴロと喉を鳴らす
静かな午後のひととき
薬が効いてくるのを待っていたら
いつの間にかうとうと
「そんな床に寝てたら風邪ひくよ」
と言われて目を開けると
日向の空間が移動してしまってる
器用に手を伸ばして椅子の上のブランケットを引き寄せて
ずりりと日向へ移動してブランケットに包まった
ふたたび
天空の中にいるんじゃないかと思うほどの光に包まれ
目を閉じた